個人賠償責任特約は “日常生活のお守り” です!

思いがけない事故で、他人にケガをさせてしまった、他人の物を壊してしまった

自転車で歩行者にぶつかり、ケガをさせてしまった

飼い犬が他人や他人のペットに噛みつき、ケガをさせてしまった

スキーをしていたら不注意で、他の人と接触してケガをさせてしまった

ベランダから鉢植えが落ち、駐車場に停めてあった他人の車を傷つけた

買い物中にカバンがぶつかり陳列棚から商品を落とし、壊してしまった

野球の練習中に、隣家の窓ガラスを壊してしまった

お友達の家に遊びに行った子供が、テレビや家具を壊してしまった

洗濯槽から水が漏れてマンションの下の部屋に被害を出してしまった

このような時に「少額の保険料負担」で、ご本人だけでなく家族全員を「高額賠償のリスク」から守ってくれます。

個人賠償責任特約について

個人賠償責任特約とは

日常生活において、契約者ご自身またはご家族の方が、偶然な事故により他人にケガを負わせたり、他人の物を壊してしまったときなど、法律上の損害賠償責任を負担することにより被った損害を補償する特約です。自動車保険、火災保険、傷害保険などに特約として付帯できます。

補償の対象範囲と保険金額

補償の対象範囲は本人のみでなく、同居のご家族全員と、未婚であれば別居の未婚の子も該当します。そのため、ご家族のうち一人が契約していれば「家族全員」を補償対象とすることが可能です。
個人賠償責任特約で補償を受けられる保険金額は1,000万円や3,000万円、5,000万円、1億円、無制限など、特約を付帯する保険の種類や契約内容によって変わってきます。保険会社、保険金額にもよりますが、月々の保険料は数百円程度の場合が多いです。

自動車保険に個人賠償責任特約を付帯した場合、知っておきたい4つのポイント
  1. 示談交渉サービス付きです。
  2. 保険金額(限度額)が無制限です。
  3. 海外で発生した事故も対象です。
    (保険金額1事故につき1億円、示談交渉サービスなし)
  4. 保険料が割安です。

※1と2は日本国内で発生した事故が対象となります。

自転車保険と個人賠償責任特約との違い

「自転車保険」は、自転車事故等による契約者のケガの補償である「傷害補償」と、被害者への賠償に対する「個人賠償責任保険」がセットになった保険です。「傷害補償」では死亡・後遺障害保険金や入院保険金も補償されます。自転車に頻繁に乗る方や自転車が趣味の方は、手厚い補償を求めることができる自転車保険がおすすめです。
他の保険で加入した個人賠償責任特約と重複しないように、保険会社によっては、個人賠償責任保険がセットされていない割安な自転車保険のプランも用意されています。

補償の対象となる事故

日常生活において、偶然な事故により他人の身体へ損害を負わせた場合

補償の対象となる事故(一例)

  • 自転車で歩行者にぶつかり、ケガをさせてしまった
  • 飼い犬が他人や他人のペットに噛みつき、ケガをさせてしまった
  • スキーをしていたら不注意で、他の人と接触してケガをさせてしまった
  • ゴルフをプレイ中に自分が打ったボールが他の人に当たってケガをさせてしまった
  • 子供が公園でキャッチボールをしていて、その場にいた近所の人にボールが当たりケガをさせてしまった
日常生活において、偶然な事故により他人の財物へ損害を負わせた場合

補償の対象となる事故(一例)

  • 買い物中にカバンがぶつかり陳列棚から商品を落とし、壊してしまった
  • 野球の練習中に、隣家の窓ガラスを壊してしまった
  • お友達の家に遊びに行った子供が、テレビや家具を壊してしまった
  • ベランダから鉢植えが落ち、駐車場に停めてあった他人の車を傷つけた
  • 洗濯槽から水が漏れてマンションの下の部屋に被害を出してしまった

補償の対象とならない事故

下記のような場合は対象になりません
  • 故意により他人の身体や財物へ損害を与えた場合
  • 心身喪失(泥酔など)により他人の身体や財物へ損害を与えた場合
  • 職務中に生じた損害の場合
  • 同居の親族に対する損害の場合
  • 他人から借りたり預かった物に対する損害の場合(補償対象としている保険会社もあり)
  • 航空機や船の中、車を所有や使用中の損害の場合
  • 台風や竜巻など自然現象に起因する損害の場合
  • 地震・噴火またはこれらによる津波によって生じた損害の場合

日常生活には賠償のリスクが潜んでいます

どんなに気を付けていても、うっかり事故やトラブルはゼロにはなりません

たとえ故意ではなくとも、事故を起こして加害者となってしまった場合、個人賠償責任保険に加入していなければ高額の損害賠償義務を負う可能性があります。過去には、小学生の自転車事故により9,500万円もの賠償金請求となった事例があります。

思わぬ事故は突然やってきます。いざというときに困らないよう、現在ご加入の保険に個人賠償責任特約が付帯されているか、今一度ご確認ください。もし、付帯されていない場合は、個人賠償責任特約の加入を検討された方が良いかと思います。

ご家族のうち一人が自動車保険の個人賠償責任特約に加入していれば、保険金額が無制限となる補償を、家族全員が持つことができます。ご本人だけでなく、家族も守ってくれる個人賠償責任特約は “日常生活のお守り” です!